
お酒を飲むと顔が赤くなったり、動機や頭痛がします。それは、アルコールを分解してくれる要素が弱いからです。
この要素は遺伝的に決まっていますので、個人差があります。なので、自分の適切な飲酒量を知りましょう。なぜなら、不適切な飲酒は健康被害になるからです。
※厚生労働省の資料に基づいて解説していきたいと思います。
~もくじ~
- 日本人の約半分はお酒に弱い?
- 自分の適切な飲酒量(純アルコール摂取量)
- 健康被害だけでなく、様々な問題を引き起こす
- お酒を飲んだ時に気を付けること
- まとめ
- 関連ブログ・参考資料
<1. 日本人の約半分はお酒に弱い?>

実は、アルコールの分解には遺伝的な要素が関係しています。
その要素とは、ADH・ALDH2という2タイプの酵素です。
この酵素の働きが弱いか持っていないと、動機や頭痛、顔が赤くなったりします(フラッシング反応)。
アルコールを分解してくれるこの酵素は、遺伝的に決まっているようです。そのため、個人差があります。
<2. 自分の適切な飲酒量を知りましょう>
お酒の飲める量には個人差がありますが、生活習慣病の統計データにより、以下のような指標がでていますのでご紹介します。
【生活習慣病のリスクを上げる飲酒量】
- 男性40g以上
- 女性20g以上
これは、”純アルコール摂取量/一日あたり”です。缶の350mlや500mlに含まれる純アルコール量は、缶のラベルに表示されています。
※この量を超えるとリスクが高まるため、指標として参考にしましょう。
質問:あなたは、どのくらい(時間と量)飲んでいますか?
【答えを知る➀】純アルコール摂取量を自動で計算する

※簡単に純アルコール摂取量を計算できます!
【答えを知る➁】純アルコール摂取量を自分で計算する。

<3. 年代ごとのアルコール摂取量と気を付けるポイント!>
あなたはどの年代ですか?
<年代> | <気を付けたい病気> | <年代による特性> |
20~30歳代 | ・急性アルコール中毒 | ・短時間で多量の飲酒 |
40~60歳代 |
・高血圧 ・糖尿病 ・がん等(生活習慣病) |
・生活習慣病の発症リスク高 ・たばこを吸う方は発がんリスク高 |
70歳代~ |
・認知症 ・転倒 ・骨折 |
・疾患の発症リスク高 ・分解能力の低下 |
<飲酒量> | <病気> |
量が増える程リスクが高まる病気 |
がん、高血圧、脳出血、脂質異常症 |
指標以上でリスクが高まる病気 | 死亡、脳梗塞、虚血性心疾患 |
<4. 健康被害だけでなく様々な問題を引き起こす>
- 自分の身体
- 日常生活、社会生活
- 周囲の方々
※自分だけの問題ではなくなってしまい、
飲酒運転、暴力、虐待、自殺などの問題にもかかわってきます。

<5. お酒を飲んだ時に気を付けること>
- 血中アルコール中毒が上がるスピードをゆるめる
- 認知行動や判断能力が落ちるため、行動に気を付ける
1.胃や小腸からのアルコール中毒が上がるスピードをゆるめる。 |
|
2.運動・認知機能などが低下するため怪我や事故を起こさない様子する。 |
|
~6. まとめ~
お酒は”私たちの生活に豊かさと潤いを与える物”である一方、不適切な飲酒が健康被害や他者に悪影響を及ぼす可能性があります。大事なことは、自分に合った適切な飲酒。そして他者に強要しないこと。自分の適切な摂取量とリスクを知りましょう。